🍂大切な人を思う、秋彼岸法要会🍂
2026.10.2 -[特養 / デイサービス / イベント]
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、厳しかった夏の暑さも少しずつ和らぎ、徐々に秋らしさが深まってまいりました🍂
そんな季節の移ろいを感じる中、9月24日(木)蓮心寺ご住職様をお迎えし、秋彼岸法要会を執り行いました。


令和8年3月から9月までに亡くなられた方々を偲び、手を合わせお焼香しています。





入所者様、デイサービスご利用者様、職員一同焼香を終え、ご住職様より,「実りの秋」にちなみ、食べ物と大切な人との思い出についてお話しいただきました。
秋は、果物や野菜、お米など、さまざまな食べ物が実りを迎える季節🍎🌾
私たちが生きていくうえで欠かすことのできない「食」には、誰にでも忘れられない味や、大切な人との思い出があるのではないかとお話しされました。

その中で紹介されたのが、新聞に掲載されていた「焼き鯖」にまつわるエピソードです。
小学校5年生の遠足の日、母親が不在だったため、普段料理をしない父親が作ってくれたのは、ご飯の上に焼き鯖をのせたシンプルなお弁当でした。
当時は友達に見られるのが恥ずかしく、一人で岩陰に隠れて食べたそうですが、食べてみるととても美味しく、帰宅してそのことを父親へ伝えると、嬉しそうに頷いてくれたそうです。
また、中学生の頃には、母親と稲刈りへ出掛けた際のお弁当にも鯖が入っており、「鯖を食べると仕事が捌ける」と冗談を交えながら、親子で笑い合った思い出も。両親が亡くなった現在も、焼き鯖を食べることで当時の記憶がよみがえり、温かな気持ちになる。
というお話でした。
住職様ご自身も、亡きお母様が作ってくれた「麹鯖」の味や、作っていた時の様子、交わした言葉が今も心に残っているそうです。
食べ物の味や香りから、大切な人との何気ない時間や言葉を思い出すことがあります。
私たちの実践している「お食い締め(おくいじめ)」にも通ずるお話だと感じ、食べ物にまつわるお話やアプローチは、とても意味のある大切なケアだと改めて感じさせていただきました。
「食べる」ということは、単に栄養を摂るための行為ではなく、その人の生きてきた歴史や文化、そして大切な人との絆そのものです。
「どっかあの世に行ったんではなく、私の中で私の思い出となって自分の中で生き続けている」
お彼岸は、亡くなられたご家族やこれまでつながりのあった方々を思い起こしながら、自分自身を振り返る大切な仏教行事であることをお話しいただきました。
ご住職様のお話に耳を傾けながら、それぞれが大切な方を想う時間となりました。
記事執筆者:十文字 瀬菜(介護サブリーダー)


