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ご家族から届いた温かいお手紙✉ ~施設葬ケアを終えて~

2025.11.3 -[お知らせ / イベント / 施設葬

このたび、お看取りいたしました入所者のご家族より、温かいお手紙を頂戴しました。

お手紙には

・施設の理念とも言える「真実」というものを教えられたような気がします
・施設での様子を綴ったファイルからは、四季の移り変わりが伺えました
・たくさんの愛を本当にありがとうございました

といった、心温まる言葉が綴られています。

【ご家族の想い】
・慣れ親しんだ三思園で葬儀をしてほしい
・仲の良かった入所者や職員に見送ってもらいたい

ご家族の想いを受けて、『施設葬』を執り行うことといたしました。

安置・死化粧・納棺・葬儀・出棺までのすべての過程を、ご家族と三思園の入所者・職員が一緒に執り行う――それが『施設葬ケア』です。

「納棺の儀」では、ご家族とともに白装束にお着替えいただきます。

その後、感謝の気持ちを込めて死化粧を行います。

葬儀当日は、入所者・職員が一人ひとり想いを込めて花を手向け、これまでの時間に「ありがとう」を伝えます。

お気に入りの着物をそっと肩にかけ、ご家族と一緒に静かに手を合わせました。

写真やビデオレターを通じた職員の想いが、ご家族の心に届いていたことを知り、職員一同、胸が熱くなりました。

「職員の皆さまが祖母にしてくださったように、私も愛のある関わりを見習いたい」といったお孫さんに一文には、私たちの仕事が誰かの人生観や価値観に影響を与えていることの重みを改めて実感したしました。

これからも入所者一人ひとりの人生に寄り添い、「ここで最期まで過ごせてよかった」と思っていただけるケアを職員全員で追求してまいります。

温かいお手紙をお寄せくださったご家族に、心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

記事執筆者:多賀谷 健一(生活相談員)