ご家族様より「孫の披露宴に出席させたい」と希望がありました。詳しく話をお伺いするなかで、「本人が特に可愛がっていた孫であること」「披露宴には必ず出席したいと楽しみにしていたこと」など、これまでのナラティブ（物語）をお聴きすることができました。コロナ禍に加え、看取り期という2重の難しさがありましたが、『ご本人・ご家族の想いに耳を傾けて実践する』という三思園マインドのもと、介護リーダーを中心に外出計画を立てました。ご本人の体調が安定するか心配されましたが、無事当日を迎えて会場へ到着。ウエディング姿のお孫さんを目の前にしたご本人から「会えてうれしいよ。おめでとう」と言葉があり、お孫さんは目に涙を浮かべておられました。その後、令和3年12月、三思園にてご逝去。お別れ会の場で、ご家族様より「三思園で最期を迎えることができて良かった」と、この上ないお言葉をいただきました。今後もご本人・ご家族の想いに耳を傾け、寄り添うケアを継続していきたいと思います。

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令和3年10月25日　モルトン迎賓館にて「青森中央学院大学看護学部」および「青森中央短期大学専攻科福祉専攻」の学生も一緒に支援しました。