どせばいい?カードで人生会議(ACP)の疑似体験 in三戸町
2025.10.22 -[どせばいい?カード / お知らせ]
木々の葉も色づきはじめ、朝晩の冷え込みに本格的な秋の深まりを感じます🌜
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
10月16日(木)三戸町地域包括支援センター様よりご依頼を受け、ジョイワーク三戸にお邪魔させていただきました!
三戸町地域包括支援センター様からご依頼いただくのは、去年に引き続き今回が2回目(*^^*)
「どせばいい?カードで人生会議の疑似体験」をテーマとした研修会を開催し、『どせばいい?カード』を実践させていただきました🎵
あいにくのお天気にも関わらず、約20名の地域住民の方々がご参加くださいました!


『どせばいい?カード』実践の前に、まずは三思園の特徴や取り組み、そして「人生会議(ACP)とは」についてお話させていただきました。
今回は一般参加の方が多く、「人生会議(ACP)」という言葉を初めて耳にする方がほとんどのようで、私たちの説明を頷きながら熱心に聞いてくださいました😊

ゲームの説明が終わったら、いよいよ『どせばいい?カード』を使用し、人生会議(ACP)の疑似体験スタート❣

「ステージ4のがんにより余命宣告を受けた」という設定で、ゲームを開始しました😸



「うぅ~ん…どうしよう…」と、悩ましい顔をされている方もチラホラ☺


時間が経つにつれ、会場の雰囲気もほぐれ、あちらこちらから共感の声や笑顔が広がっていきました(^^)/



最初は皆さんもじっくりカードを選び、少し緊張されている様子でしたが、徐々にゲームも盛り上がり、外の雨音がかき消されるくらい、皆さんの笑い声が会場に響いていました🎵
「このカードが欲しいのに、手放せるカードがない!」
「欲しいカードが取られちゃった!」
「このカードはいらない!」という声が色んなテーブルから聞こえてくるなど、次第に熱気が高まっていきました!


なんと!三戸町の皆さん、「津軽弁が難しい!😨」とのことで、私たちがカードの意味をご説明しながらゲームを進めました!(笑)
津軽地方での研修ではあまりない、方言を通じたコミュニケーションを経験することができて、私たちも新しい刺激をいただきました❣

ゲームが終わったら、手元に残った5枚のカードの中から、最も大切な気持ちを3枚選出❢❢
ここからは、印象に残った声を少しだけご紹介させていただきます😊
✨「いぎが、へずねくね!」のカード

参加者の声:夫が癌で亡くなる前、とても苦しそうにしているのを目の当たりにして、息が苦しいということ、死ぬというのはこんなに恐ろしいことなんだと感じた。その経験から、自分はお薬や点滴の力を借りてでも、苦しまずに最期を迎えたいと思った。
✨「何があっても最期までけっぱる!」のカード

参加者の声:どうせ死ぬなら、楽しく死にたい!最後まで音楽を聴いたり、友達を作ったり、好きなことをしていたい。
✨「墓さいげねんで山、海さ、ばらまいてけ!」のカード

参加者の声:自分は家族の負担になりたくないから、お墓には入りたくない。でも、家族はどう考えているのかわかっていなかったなと今日改めて考えさせられた。

ご自身の価値観について、少しだけ皆さんにお話していただきました🎶
最後は、三戸町地域包括支援センターの皆様と記念撮影📸

普段はなかなか話しづらい「死」というテーマですが、『どせばいい?カード』の体験を通して、大切な人との最期について考えるきっかけになり、人生会議(ACP)への理解を深める機会になれば嬉しく思います🌹
ご参加くださった皆さま、楽しい時間をありがとうございました😊
記事執筆者:阿保 晴佳(機能訓練指導員)


