「どせばいい?カードで人生会議(ACP)の疑似体験~もしもの時、最後に残るあなたの大切なものは?~」
8月8日(土)、弘前市の津軽地域ケアネットワーク会員等を対象とした研修「どせばいい?カードで人生会議(ACP)の疑似体験」に講師としてお招きいただきました(*^-^*)
当日はとても暑く、駐車場から病院まで徒歩3分でしたが、じっとり汗ばむほどでした💦
会場は弘前市の健生病院様✨
とても綺麗な院内に職員達も驚き😲
津軽地域ケアネットワーク委員会の研修ということで、看護師、社会福祉士、精神保健福祉士など様々な専門職の方々が参加してくださいました👏
黒石病院で社会福祉士として勤務していらっしゃる、葛西様司会進行のもといよいよ研修スタート!
まず始めに、津軽地域ケアネットワーク委員会会長の栗田様より開会のご挨拶をいただき、その後、三思園 阿部施設長より当法人の施設、これまでの取り組みを紹介、橋本看護主任より「どせばいい?カード」について紹介させていただきました。


講義が終わると、いよいよどせばいい?カードを使った人生会議疑似体験、スタートです⭐
まずはアイスブレイクとして、①自己紹介 ②所属、職種紹介 ③人生最後に食べたいもの(最後の晩餐)を各グループで発表し交流を深めます(^o^)
「実際にその時にならないと分からないけど、あったかいご飯の上にご飯のお供を乗せて食べたい!」
「カレーがいいな❤」
「最期くらい、好きなもの食べたいな~…」
と、沢山の意見が聞かれ、とても賑わいました😊

今回は「ステージ4のがん宣告を受けました。」という設定のもと、1人称でのゲームとなります。
「もしも、自分が今がんだと宣告されたら…。」
普段なかなか考えることがないと思いますが、皆さん真剣な表情で取り組まれております🤔


「う~ん…」「そのカード欲しいなぁ~、けどどれも捨てがたいなぁ💦」「どうしようかな~…。」
「さっきと考えが変わった!やっぱりこのカードにします!」と、途中で意見や価値観が変わる方も😲
皆さんそれぞれ「どせばいい?」と悩みながらも、どのテーブルも和気あいあいとした雰囲気の中、ゲームが進んでいきました🎵


今回は、栗田会長にもファシリテーターとして参加して頂きました✨

ゲームが終わると、5枚の手持ちカードの中から特に大事にしたいカードを3枚選んでいただき、皆さんと意見の共有をします。



「自分が呼吸器内科の看護師で、思うように息が出来ず苦しんでいる患者さんを見てきているからこそ、自分は『息が苦しくない!』のカードを選びました。」などそれぞれの職種の視点でカードを選ばれる方がおり、様々な意見が聞かれて私達も大変勉強になります。
今回、参加された男性の方で、「体型が変わらないようにしたい!」のカードを選ばれた方がいらっしゃいました。
男性でこのカードを選ばれる方を今まで見たことがなく、会場にいた方々も少し驚きましたが「今現在体を鍛えているので、体型を維持したいと思いこのカードを選びました!」との事。会場が笑いに包まれました😆
「死」をテーマにしたカードゲームではありますが、気軽に楽しんで頂けたようで大変うれしく思います😊
最後に、当事業所で行っているお食い締めと施設葬の様子をご覧になっていただきました。
施設葬の動画を観ながら、涙を流しすすり泣く方も数人見受けられました😌

今回、人生会議(ACP)の疑似体験という事でどせばいい?ゲームに参加して頂きましたが、人生会議は一度で終わりではありません。
「もしもの時」、最期に残るあなたの大切なものは?
あなたの大切な人は、本当にそれを望んでいますか?
人生の最終段階に、その人がどのようなケアを望んでいるか、どんなことがしたいのか。ご本人やご家族、医療・ケアに携わる人たちが皆で繰り返し話し合って、ご本人の想いを共有しておくこと。それが人生会議なのです。
いざという時、ご本人もご家族も迷われると思います。その時に、「お母さん、甘い物が好きだったな。」「延命治療してほしくないって言ってたな。」「お風呂大好きな人だったな。」
1回でも話し合っていれば、違った選択ができていたかもしれない。
誰もが必ず迎える、1度きりの「死」だからこそ、人生の最期までその人らしく生きてほしい。
ご家族の、あるいは自分自身の後悔を減らすために、納得のいくケアができるように、まずはその第一歩として、どせばいい?カードを体験していただけたらと思います。
出前講座に参加し、ファシリテーターを務めるたびに様々な価値観に触れることができて大変勉強になると同時に、大変嬉しく思います😊
学んだことを糧にし、いつか誰かが迷ったときに様々な選択を提案できるようになろうと、改めて強く感じました。
津軽地域ケアネットワークの皆様、お忙しい中沢山のご参加、誠にありがとうございました😌

執筆者:須藤美沙希(デイ介護職員兼生活相談員)


