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どせばいい?カードdosebaii

「今から話す、人生会議 ~迷いを力に変えるACPの実践~」どせばいい?カードの体験 in五所川原市 

2025.10.14 -[どせばいい?カード / お知らせ

10月4日(土)西北保健所様よりご依頼をいただき、「令和7年度 在宅医療・介護連携推進事業 専門職向け研修会」にて、『どせばいい?カード』を実践させていただきました。

会場は、五所川原市中央公民館 大ホール。お天気にも恵まれ、心地よい風が通り抜ける中での研修会🌞

介護支援専門員・看護師・薬剤師・社会福祉士など、各方面の専門職の皆様が26名ご参加くださいました👏

まずは動画で、ゲームのルールを確認!!

各テーブルにはファシリテーターが配置されているため、初めての方でも安心してゲームを楽しむことができます😌

続いてはアイスブレイク(*^^*) 自己紹介を含め【最期の晩餐🍖】について、お話を伺いました。

最期の晩餐、今まで考えた事無かったな~と皆さん悩まれていました(^^)  

・最期は肉って決めてます!
・寿司か焼肉か迷うなぁ………
・わたしはビール!銘柄はやっぱりキリンかなぁ~
・ビール飲めないし、わたしはコーラがいいわ!

どこの会場に行っても、キリンは根強い人気!?笑

自己紹介が終わると緊張がほどけ、皆さんの笑顔が見えたところで、早速ゲームスタート~😊

ゲームが始まると、ぶつぶつと独り言を言いながらゲームが進んでいきます。

「うーん、迷うなあ」「これもいいけど、そっちも捨てがたい」「それが欲しかった!」といった声があちらこちらから聞こえてきます。

中には無言で手を止め、悩みに悩んで、ゆっくりと時間をかけて選ぶ方もいらっしゃいました。

ゲームを通じて悩み、迷いを経て、自分や家族の人生について考える時間がとても大切です。

これこそがまさに、ACP(人生会議)の疑似体験♪

ゲームが終わった後、各テーブルから今日のゲーム体験を通じて感想をお話して頂きました。

【ご感想】
・癌の余命を宣告されても、最期まで誰かの役にたちたいです。
・自分はお一人様なので、周りに迷惑をかけないように最期の段取りを決めておきたいと思います。
・自分の今の歳でも癌になる可能性は十分にあるので、とても考えさせられた。自分をわかってくれる医師がいれば、とても心強いと感じました。
・体がどう変わるか知っておくことは、とても大切だと感じた。癌でも、もしかしたら治るかもしれないので、望みをもって生きたいです!
・訪問看護ステーションで働いていることもあり、日頃の実務と重ねながらカードを選びました。ターミナル期の方を担当する中で、スピリチュアルな面にも寄り添い、痛みのコントロールや声かけを丁寧に行ってくれる専門医の存在を知っています。だからこそ自分の最期は、そうした専門医に見守られながら、必要最小限の医療にとどめ、自宅で穏やかに看取られたいと感じています。

皆さん悩みながらも、ご自身の経験や体験を用いながら感想をお話して下さいました。
(ありがとうございました☺)

中でも印象的だったのは、ターミナルケアの専門医とともに日々看取りに関わっている看護師の方の言葉でした。

現場で寄り添い続けるからこそ見える“最期のかたち”があり、その視点から語られる想いには深く考えさせられるものがあります。

私たちファシリテーターも、参加者の皆さんから毎回異なる意見や価値観に触れるたび、多くの学びをいただいています。

今後、迷いや悩みに直面した際には、ぜひ『どせばいい?カード』で感じたときの気持ちを思い返し、それぞれのACP(人生会議)の実践へと繋げていただければ幸いです。

ご参加くださったみなさま、そして研修資料の準備や会場設営など、細やかにご配慮いただいた西北保健所のみなさま、本当にありがとうございました😌

        記事作成者:デイサービスセンター三思園 鎌田 由紀(管理者)