「終活~「自分らしい死」について考える~」研修会で ”どせばいい?カード”
令和7年6月24日 このたび、当施設が所在する圏域の青森市南地域包括支援センター様主催の研修会にお声がけいただきました(^^)/
「令和7年度 第1回 青森市高齢者介護相談協力員・居宅介護支援事業所合同研修会『終活~「自分らしい死」について考える~』」と題しまして、講師(阿部施設長)+9名のファシリテーターが、三思園選抜隊そして出席♪
場所は、はまなす会館2階大会議室♪
圏域内の町会長・民生委員・専門職(ケアマネジャー・介護福祉士・社会福祉士・薬剤師・福祉用具専門相談員)総勢85名の方々が研修会へご参加くださいました(^^)/



まずは、当園の取り組みをご紹介…(^^♪
そして今回の研修会のメインである「どせばいい?カード」でACP(人生会議)を早速スタート❢❢



「え~!?難しい!どのカードも捨てがたいし取りたいカードがある💦」と悩まれる方がたくさん…



各テーブルでは、カードゲームの名前通り「どせばいい~?」と悩まれている場面が多くみられました☺



真剣だけど、津軽弁のおかげで、笑い声と笑顔に包まれます♪






カードゲームの最中は、貴重なご意見が多数聞かれました(´艸`*)
・「はじめは家族のことを考えていたけど…やっぱり最期は自分の好きなようにしたい❢❢」
・「最期だけはわがままを言いたい❢❢」
・「自分の死について考えることは難しい…」
・「たくさんとりたいカードがあり、何を優先すればいいのか分からない」
・「年代によって価値観が変わると思うので、繰り返しどせばいいカードをやることが大切だと思った。」
普段は聞くことのできない他者の意見や価値観、参加者自身がどんなことを大事にしているのかということに気づかされたといった声も聴かれていました。


「どせばいい?カード」の最後は、自身で選んだ5枚のカードの中から更に3枚を選びます!(^^)!
▼最選んだカードについて、お2人のお話を抜粋▼
〇「癌末期、余命半年」として、最後の1~2ヶ月までは比較的体力があると想定しました。最期まで 自分の役割を持ちたい。そして、力のある限り、可能な限り、自分のことは自分でやりたい。何よりも、かっこよく生きたい!力の源になるため、「おもやみがね!(不安を感じない)」カードを残しました。
〇「しめしをつけねんで便所さ行きてじゃ」のカードを選びました。理由は、私の身近な人が自分でトイレへ行けない現状を目の当たりにしてきたので…最後まで自分ができることは自分でしたいと思いました。
今回の研修会に参加されたみなさまへ「ACP(人生会議)のことを知っていますか?」と質問したところ「知っている」と手をあげてくださった方がちらほら…
ACP(人生会議)は人生の大切なことを考えるうえで、とても大事な考え方だけど、あまり知られていないのが現状です。
「どせばいい?カード」は、そんなACP(人生会議)について話し合うきっかけをつくってくれる心強いツールだと自負しています(^^♪
これからもたくさんの人が、この「どせばいい?カード」を手に取り、自然にACP(人生会議)について会話が始まっていくといいな~と日々考えながら「どせばいい?カード」の普及・啓発活動に励んでいます!(^^)!
青森市南地域包括支援センターの皆さま、ファシリテーターとしてご協力いただいた居宅ケアマネジャーの皆さま、参加してくれた地域の皆さま、本当にありがとうございました。
記事作成者:増田里美(介護主任補佐)