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同志社大学名誉教授 上野谷加代子先生が来園

2023.11.2 -[お知らせ

令和5年10月30日、この日は第72回青森県社会福祉大会が行われる前日。

大会の記念講演講師として招かれていた同志社大学名誉教授 上野谷 加代子(うえのや かよこ)先生が、特別養護老人ホーム三思園の施設見学に訪れました。

上野谷先生は、大学教員として45年にわたり教鞭を取り、国内外における講演活動や研究活動にて、社会福祉・教育分野でご活躍され、地域福祉・ソーシャルワークに関する多数の著書も執筆されている方です。

講師として青森県に訪れるにあたり、主催者である青森県社会福祉協議会に、地域で社会貢献活動や特徴的な取り組みを行っている法人・施設を見学したいと希望され、県社協の紹介により、三思園へ足をお運びいただきました。

随行した青森県社会福祉協会 地域福祉課 當麻課長、社会貢献活動推進室 葛西室長が同席のもと、施設の中をご案内し、当法人・施設の取り組みについて、ご紹介させていただきました。

【法人・施設の取り組み】 
・多世代交流 ・コミュニティファーム
・青森しあわせネットワーク
・ワークサポート × ワークスタディ
・デスカフェ ・ACP(人生会議)の普及・啓発 
・お食い締め ・施設葬 など

上野谷先生より「修繕したり新しい機器を取り入れながら、生活の場を上手に整えているね」「お食い締め・施設葬ともに、地域や入所された方のニーズや思いをくみとる、素晴らしい取り組みですね」と、お褒めの言葉をいただきました。

続いては「どせばいい?カード」の体験会を行いました。

「死について」という重苦しいテーマも、なんのその。

特別養護老人ホーム三思園の渡部施設長がゲームに加わると、「まるで女子会?」と思わせるような盛り上がり!

「どせばいい?カード」の津軽弁と上野谷先生の関西弁がミックスし、終始、笑いが絶えないながらも、それぞれが自身や大切な方の終末期における人生観を考え、共有できる貴重な時間となりました。

ゲームを終えたあと、上野谷先生より「専門職のカードがあるのは、とても良い点だね」とご感想を述べられ、本会の「どせばいい?カード」を通した人生会議の普及・啓発活動へのご寄付もいただきました。

ほんの一時の中で、上野谷先生のパワーと学ぶ姿勢の謙虚さに、私共は、こころを奪われてしまいました。

翌日は青森県社会福祉大会の記念講演を拝聴するため、会場へ赴きました。

地域の福祉ニーズが多様化・複雑化するなか、誰もが自分らしい暮らしと生きがいを持ち続けられる、「地域共生社会」を実現していくために、多くの世代に渡り継続して影響を及ぼす「福祉教育」の重要性をお話くださいました。

地域の社会福祉法人として、運営の中で体感している終末期でも生ききる尊さ等を、デスカフェや「どせばいい?カード」を活用し、「福祉教育」として多くの方に伝えてきたいと改めて思いました。

講演終了後、講師控室にて記念撮影!

このご縁を大切にしながら、これからもご指導をいただく所存です。

上野谷先生、御多忙の中、本当にありがとうございました。