絵本を使ったデスカフェの開催
2023.8.20 -[お知らせ / Death Cafe - デスカフェ]
絵本をとおしてナラティブを汲み取り、語り合う絵本読書会~
「今年のデスカフェは、絵本を使ったデスカフェがしたい」と職員の希望があり、R5年7月5日、ハイブリット開催をしました。
東京都小金井市図書館貫井北分室長の田中肇さんは、絵本を使って死生観を語る草分け的存在です。
推薦図書は、「わすれられないおくりもの」ということで、田中様には、Zoomを通してファシリテーターをお願いしました。
参加者は、当施設職員が中心ですが、デスカフェ研究者京都女子大の吉川直人先生も急遽、直接参加されました。
アナグマが主人公の絵本を一人ずつ見開き2ページを順番に音読していきます。
終わりましたら、表紙から裏表紙まで丁寧に絵を観察しながら、文章を読み解いていく流れです。
田中さんが「表紙のたくさんの森の動物たちは何をしているのでしょうか?」「題名の贈り物とはなにを意味してるのでしょうか?」この問いに、矢継ぎ早に参加者が答え、大盛況、あっという間の1時間半でした。
改めて、絵本から、ナラティブを引き出す参加者の力の凄さに、お互いに驚きを隠せない様子がみられました。
また、この絵本は、死生観を意識させ、擬人化された物語であることに感動を覚え、そのひと時を共有するデスカフェとなりました。