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50周年記念事業のご報告とお礼

2023.10.31 -[お知らせ

この度は、当法人の50周年記念事業の開催にあたり、多くの皆様より温かい励まし、多大なるご支援・ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

理事長以下、関係者一同、記念事業が滞りなく開催し、終了できましたことを大変うれしく感じているところです。

講師に東京都健康長寿医療センター研究所 福祉と生活ケア研究チーム ソーシャルインクルージョン研究部長 精神科医 井藤佳恵先生をお迎えし、『「看取り」それぞれの思い』と題した講演を賜り、その後、50周年に合わせて作成した「どせばいい?カード」のワークショップを来場者とZoom参加者へ向け、同時開催をしました。

当日は来場・オンライン参加を合わせ、計107名のご参加をいただき、盛況のうちに終えることができました。

『身近な存在の想いをくみとる地域と人づくり』というテーマに地域住民の方々が多数、さらには、青森中央学院大学・青森県立保健大学など、専門職として将来の地域福祉の担い手となる学生も多数ご参加されました。

ハイブリット開催によるワークショップ(人生会議の疑似体験)は本会としても初めての試みでしたが、「自分が本当にほしいカードが選べた」「ひとりでじっくりと考えることができた」などと、ポジティブな感想を多数いただき、人生会議の普及啓発に大きく寄与できたものと感じました。

専用シートを用いることで、来場者とオンライン参加の双方と同時に「どせばいい?カード」を展開することで、カード使用法の新たな可能性を見出す機会ともなり、カードの同時実施人数、世界最高記録(自称)を樹立した講演ともなりました。

パネルディスカッションでは、「ACP(人生会議)を広げるために私たちができること」をテーマとして、講演に引き続き井藤佳恵先生をコーディネーターに据え、パネリストには本会の運営する特別養護老人ホーム三思園の主任生活相談員に加え、関連法人である青森中央学院大学 看護学部 看護学科 中川准教授、学生から海邊侑那さん、佐藤美憂さんを迎え、とても難しいテーマでしたが、専門職・教員・学生それぞれの立場から、人生会議や終末期における医療の在り方、そこにあるべき思い、今後の展望を述べ、会場と共有を図りました。

目まぐるしく変化する現代社会において、社会福祉法人を取り巻く環境は大きく変化し、新しい価値観や複雑化・多様化するニーズに対応できる迅速性・柔軟性が求められています。

先人がこれまで積み重ねてきた伝統をさらに高め、後世に引継ぐ責務を全うする!

この50周年を迎えた機に、新たな時代を見据えた法人・施設づくりに邁進する所存です。

今後とも本会の取り組みにご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。